「キクサ(身長を伸ばしたい人たちのコミュニティ)」ネイバーカフェの記事より。
http://cafe.naver.com/limblengthening
こんにちは。キクサの皆さん。
新年のご挨拶の代わりに、[深層分析]をまた一つお伝えします。
今日の主題は、プリサイス手術の延長(脚長差、身長手術、身長を伸ばす手術)の際にも、X脚傾向が起きるのかという問題です。結論から申し上げますと「起こり得る」です。
ちょっと考えてみると、上下に全てネジで固定されているのに、どうやってX脚傾向が可能なのか?と思われるのではないでしょうか。
私が3年前にこの現象に関して、米国の学会にて初めて発表をした際にロズブル先生が最も大きく共感を表してくれました。実際には学会にてこのような説明をすると、共感を持てない医師たちがもっと多いのが現実です。
とにかく、私はこのような現象の原因と解決方法などを完全に分析し終えた状態です。外国にて私が発表した論文です。
以前に、速成延長(LON)手術においてX脚傾向が起こり得るということも私が初めて発表しました。誰もがこのことについて話すことも認めることもなかった時期でしたから、そのために患者さまたちもただそういうものなのかと思っていた時期でした。
私がこの問題を取り挙げた後に、速成延長(LON)でのX脚傾向を質問する患者さまたちのために忙しくなったと不平とも言えない愚痴を他の医師たちからよく聞きました。
けれども、実際に「存在する」現象を語ったのであり、これに対する解決方法をしっかりと持っていれば、問題にならないのです。もちろん全ての方法を使ってもX脚が生じてしまう方もたまに居ますが、その場合はもう一度矯正手術をしなければならないケースも稀にあります。
下記は、私が速成延長(LON)におけるX脚傾向に関して分析した論文です。
問題はこのような現象が内固定を利用した延長術においても「発生」するということです。この現象を上手く利用すれば、下記の写真の様な若干のO脚を真っ直ぐに治すことができますが、しっかりとコントロール出来なければX脚が生じてしまうのです。
この現象に関してちゃんと理解するためには、その原因と時間に沿った発生程度など多くの分析が必要になります。私がこれを完全に分析してみると分析のグラフが30個にもなりました。下記の図はそのグラフの中の一つです。(全ての原因と解決方法について、ここでは一つ一つ説明できないことをご理解下さい。)
問題点を完全に把握してしまえば、別に恐れることはありません。
速成延長(LON)手術であれプリサイス手術であれ、身長手術後の脚の模様(整列)は医師の役目です。もちろん皆さんがリハビリ運動を熱心に行わなかった場合には脚の整列を正確に評価できなくなり、よって適切な処置を施すことが難しくこともあります。
けれども、基本的には皆さんの脚の模様がどうなるのかは全面的に医師に任されていると考えるべきです。下記のケースでは、疾病があり脚長差と同時に深刻なX脚及び回転変形がありました。この場合はプリサイスを利用して延長を施しながらX脚と回転変形を同時に矯正し治したケースです。
キクサの医療チームであれば、出来ます。
皆さん新年に良いことがありますように、しっかりと健康にも気をつけられて、良い一年となることを願っています!