身長を伸ばす手術、いわゆる身長手術をしてから痛みがどれほどなのかについてお話します。
画像引用:李東訓骨延長再建病院公式ユーチューブチャンネル
手術に対していろんな恐怖のうち一番大きいのの一つが痛みに対する恐怖ですよね。
身長を伸ばす手術をしてから痛みの程度は大きく二つの段階として考えればいいです。
手術直後の痛みと延長が進みながらの痛みがあるのが、一般手術と違うところです。
一般手術は手術直後に痛みだけありますが、
身長を伸ばす手術の直後に延長をしながら痛みがもう一つ追加されます。
痛みを評価する一番一般的な方法の一つは
ビジュアルアナログスケール(視覚的アナログ尺度)といってヴァススコアです。
全然痛くないのを0、世の中で一番痛いのを10で表現すると
「あなたの点数は何点ですか?」と表現します。
それで手術直後の痛みは人それぞれです。
ほぼ1-2ほどで表現する方もいらっしゃいますし
出産経験のある女性の方で「赤ちゃんを産むときよりもっと痛かった」という方もいらっしゃいます。
それで人によって偏差が大きく平均的には、手術直後に聞くと表情が安らかいです。
そして「耐えられるほどだ」と言うのがほとんどです。
手術直後に約2-3日ほど一番腫れる時期になり、
2-3日過ぎてからは腫れが治まりながら痛みも日々軽減します。
2番目の痛み、
延長されながらの痛みは 身長手術の場合は大体3㎝以下まではそんなに難しくないですが、
3㎝を超えると痛みが増加し始めます。
そうですがこの時痛みも人それぞれです。
最後まであまり痛くない方もいらっしゃいますし、
ある方はその前からつらいという方もいらっしゃいます。
さっきお話したヴァススコアという話をすると3㎝以降からの大体的なヴァススコアは少ない場合が2₋3、3-4ほどで多い場合は7-8ほどで表現する方もいらっしゃいます。
延長が終わってその次に骨がくっつく期間からは、大体とても楽になります。
延長する期間中の痛みはほとんど骨を包んでいる骨膜が伸びながら発生する痛み、
筋肉がストレッチされながら発生する痛み、そういうところでくる痛みが多いです。
それで延長が終わったらこういう痛みが速い速度で減ってくるので、皆さんが身長を伸ばす手術をしてから感じる痛みは手術後と延長が終わる時点までのものだと理解してください。
では「こういう痛みが調節不可能でありますか」と聞かれますが、痛みに対する薬物、そして運動治療、痛み自体を治療するいろんな治療がありますので痛みについてそんなに恐怖を持つ必要はないということです。