2.手術後の合併症はどのようなものがあり、実際の発生率はどの程度ですか？
「世界で最も安全な延長手術を追及しています。主要な永久後遺症0％」
四肢延長術は、一般的な整形外科手術に比べ合併症と後遺症のリスクが高い手術です。李東訓教授は、この分野に対する深い知識と経験と徹底した手術及び管理を通じて、主要な永久後遺症に対する発生率を0％に管理しています。骨延長術は延長中に発生し得る問題を最小限に抑えることができるようにすることが重要です。しかしさらに重要なことは治療の過程中に問題が発生した場合に永久的な後遺症にならないように解決する必要があるということです。どのような問題が発生したとしてもこれをうまく解決して、問題が発生していない患者様と最終的な結果が同じになるように、問題解決能力のある医師に手術を受けてください。一般的に起こり得る手術後の合併症は、短期的な合併症と長期的な合併症に分けることができます。（現在まで合併症発生率の統計）

短期合併症
不癒合 - 骨が付かず骨移植などの追加的な施術が必要な場合（0％）
腓骨/脛骨神経の永久損傷 - 特に腓骨神経の一時的な麻痺症状は起こり得ますが、適切な対応によって永久的な麻痺を防ぐことができます（0％）
血管損傷 - 主要な血管損傷による壊死（0％）
深部感染 - 発生時に追加的な炎症除去手術が必要な場合（0％）
不正癒合 - 骨が完全に固まった後に脚の整列が満足できない場合（0.5％）;発生したケースでは、再手術を通して完璧に矯正を行いました。現在は既存手術の短所を補完して発生率0％へ管理しています。
ピンの折れ - 延長過程の中で外固定ピンが折れる場合、ピンを再挿入する必要があります。（1-2％）
皮膚感覚の一部低下 - 手術後の切開傷跡の周辺や延長が進むにつれて表在性皮膚神経の機能が落ちて一部の皮膚感覚が落ちる現象で、100％予防することはできません。しかしこれによる不便さは大きくなく、長期的にもほとんど回復します。（8％）
ピン周辺の感染 - ピンの周囲にひどくない程度の炎症として非常によく起こり得ますが、適切な対応によって重度炎症への進行を防ぐことができます（20％）
麻酔事故 - 麻酔による事故（0％）

長期的な合併症
永久障がい（0％）
関節拘縮（0％）
手術による関節炎の発生（0％）
関節脱臼（0％）
運動能力の低下 - 延長手術後の日常生活や軽い運動は手術前とほぼ同じ状態に回復されますが、過激な運動（全力疾走、サッカーなど）の場合、手術前の状態の100％まで回復しないこともあります。手術後２年目で平均（手術前の）70％程度に回復します。

3. 手術後に骨が弱くなり後で骨折や関節症がよく起きないのでしょうか？
「しっかりと治療された場合、心配される必要はありません」
延長手術後の骨は、正常な治癒過程を経たのち完全な自分の骨として再形成されます。もちろん再生される骨が完全にしっかりと再生されなければなりませんが、既存の手術方法は、一部の骨が不足になってしまい社会復帰が遅れて、骨移植が必要なケースまでありました。このような問題を解決するために、李東訓教授は世界初の骨髄幹細胞濃縮移植法を利用した骨延長術を開発して、現在では骨移植に対する心配をしなくても良くなりました。もちろん100％ということはありませんが、骨延長術の歴史の中で大きな進展を遂げました。これらの研究結果は、世界的学術誌に出版され（引用 http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs11999-014-3548-3 ）、そして米国の教科書（Limb Lengthening and Reconstruction Surgery Case Atlas/Pediatric Lower Limb Deformities: Principles and Techniques of Management ）にもこの分野の著者（Chapter Author）として参加しました。長期的な関節炎の発生可否に関連しては、正確な脚の整列、適切な延長速度などの重要な要素がたくさんあり​​ます。これらを予防するためには、信頼できる医師と共に延長を行うことが重要です。
 
4.延長はどのくらいまでできますか？
「骨の長さの20％以内で、​​延長することが安全です」
現在までの動物実験や臨床結果では、自己の骨の長さの20％以内で​​延長した場合、長期・短期的な合併症の発生率を減らすことができると証明しています。人それぞれに骨の長さが異なるため、20％の長さもそれぞれ少しずつ異なる訳ですが、身長が160cmである場合に脛骨（ふくらはぎの骨）の長さの20％が普通6cm程度になります。もちろん20％を越える延長も技術的にはいくらでも可能です。多くの延長が必要な場合には、ふくらはぎの骨や大腿骨の片側だけで10cmまで延長することもあります。しかし一般的な身長手術において李東訓教授が延長の長さの制限を設ける理由は、長期的なスポーツ能力の回復や関節が受ける負担などを考慮すると可能な限りこの原則を守ることが良いからです。
 
5.手術をすることができない身体的な条件がありますか？
内科的に深刻な問題がある場合（糖尿病・ＨＩＶ感染などを含む）、骨髄炎、または骨がしっかりと出来ない代謝性疾患がある場合、これらに対する手術前の検証が必要であり、手術が不可能な場合もあります。　

 
6.合併症等によって予定外の手術をした場合に費用はどうなりますか？
場合によって異なります。医療陣のミスによる場合を除けば、費用は患者様の負担です。しかし追加的な費用負担が最小限になるように配慮いたします。
 
7.身長が小さくなければ手術をしてくれないのですか？
「身長の絶対的な数値は重要ではありません。自己の満足の問題だからで​​す」
身長が160cmだからといって170cmの人よりも自尊心や自己満足度が低いという訳でもなく、その逆も同様です。日常生活において機能的に支障を受ける程度の身長でなければ、身長は結局は自己満足の問題であります。身長が180cmだとしても職業上や何らかの理由で手術が必要であれば、延長手術を行いますし、身長が150​​cmでも本人に問題がない場合は、手術する理由がありません。
 
8.手術後に日常生活までどのくらいかかりますか？
ふくらはぎの6cm延長を基準とした場合、松葉杖を外して歩き始める時期はそれぞれ、速成延長は４～６ヶ月、レイトンは３～４．５ヶ月、PRECICE は４～６ヶ月程度です。太腿はPRECICE 6cm基準で、３～４ヶ月程度かかります。ある程度自然に歩いて日常生活をするには、この時期からさらに１～２ヶ月ほどのリハビリ運動が必要です。
 
9.手術の長所は何ですか？
- 安全性を最優先にします。
- 合併症の発生を減らし、最良の手術結果を得るための独創的なノウハウが集結された手術法です。
- 長期的な合併症を最大限に排除しながらも、非常に美容的な結果を得ることができます。
- 早期に仮骨を形成させ、迅速な社会復帰を可能にします
- 存在する全ての種類の手術が可能なため、患者様の状況に応じたオーダーメイド手術が可能です。
- 全ての手術は最小侵襲、最小切開で行われます。
- 理想的な脚の軸を具現します。

10. 手術後に看病人（付き添い）はどのくらいの期間必要でしょうか？
手術後に２～３日が過ぎると、一人で立ち上がる練習をすることになります。通常はトイレを一人で行くまでに一週間かかります。手術後の経過は人によって異なるため、家族の付き添いができない場合には、余裕をもって手術後一週間までは看病人に依頼することをお勧めします。

11. 手術する前にはどのような運動が必要ですか？
太腿の前方の筋肉である大腿四頭筋を丈夫にする運動（自転車、スクワット、ランジ運動、水中ウォーキング、水泳）をしておくと、手術後のリハビリに大いに役立ちます。太腿の筋力運動の他に、上半身の筋力運動及び身体全体のストレッチ運動が役立ちます。

12.入院時に準備すべきものは何が要りますか？
衣服 - 下着、上着；病院の患者服がありますが、外出時や病院外に出るときに着用するもの。一着ずつくらい。
洗面道具と化粧品類
電子製品 - ノートパソコン、携帯電話、Wi-Fiルーター、充電器など
リハビリの道具 - 松葉杖や歩行器は病院で購入可能です。カルシウム剤も病院で処方されるので別に購入されなくても大丈夫です。もし別途に持参される場合には、入院時にお教え下さい。
その他準備されると便利なもの - ウェットティッシュ、ベッド用のノートパソコンスタンド、耳栓、睡眠アイマスク

13.手術費用はいくらですか？
お問い合わせを頂いた後に、個別にお知らせ致します。