１．手術の方法
骨の長さを伸ばす骨延長術の場合、「骨延長術」で説明した手術方法と同じです。

李東訓（イ・ドンフン）教授の脚長差手術の4つの特徴
李東訓教授は、骨延長及び変形矯正の分野において米国教科書の著者として2013年、2014年、2015年に連続して世界四肢延長変形矯正学会（ILLRS）、北米四肢延長変形矯正学会（LLRS）及び欧州のKuntscher Societyなど、世界的学会で最優秀論文賞を受賞しました。李東訓教授は、四肢延長及び変形矯正の分野において世界が認めるworld leaderです。

①安全な手術
脚を延長する手術は、他の手術に比べて様々な問題が生じる可能性が多い手術であることは明らかです。しかし、この手術に対する深い知識と経験、解決能力をもっている医療陣たちと共に行えば、安全に施行することができる手術です。李東訓教授は、そのどのような事柄よりも「安全」を最高の価値だと考えています。

②正確な脚の整列（軸）を実現
脚を延長すると、周辺の筋肉が延長される骨を引っ張る現象が原因で、骨が徐々に少しずつ曲がる現象が現れます。一般的にはこのような曲げの現象を、ある程度は無視をして矯正せずに固定する場合が多いですが、李東訓教授は脚の理想的な軸を諦めません。

③早期のリハビリテーションと社会復帰
四肢延長手術は、基本的な治療期間が非常に長い手術であるため、社会的な活動に多くの制約があります。李東訓教授は、骨の形成を迅速にする多くのノウハウを蓄積しており、四肢延長に特化したリハビリテーションのシステムを通して、手術後に早期に社会へ復帰できるようにしています。

④機能的な脚の長さのバランスと美容的手術
李東訓教授は、単にレントゲン撮影のみで判断するのではなく、手術後に身体が最も楽に感じることができる脚の長さを見つけ出します。また手術時の最小皮膚切開で手術後に手術痕が最小限になるようしています。

脚長差の矯正手術をなさった方のインタビュー
インタビュー①　https://youtu.be/YE0IM50folY

インタビュー②　https://youtu.be/_Tp4mP94bpM

２．脚の長さの差がどの程度になると、手術なのですか？
教科書的には2cm以上の差が出る場合に、手術的な治療の対象となります。しかし脚の長さの差が1cm以上の場合にも、短い方の脚の膝関節に無理な力が加わるにつれ、長期的には関節炎の危険性が高くなるという報告もあります。西洋人の場合、インソールや靴によって脚の長さを調節すれば、かなり楽に過ごせますが、彼らはベッドに上がるまでは常に靴を履く文化をもっているからです。しかし韓国を含めた東洋圏では、日常的に室内生活の中で靴を脱ぐ文化であるため、比較的に小さな脚の長さの差でも生活に多くの不便が生じることがあります。つまり、東洋圏での脚長差は積極的な治療が必要になります。

３．脚の長さを正確に合わせることができますか？
脚長差の治療目標は、両方の脚の長さを無条件に同じように作ることではありません。身体の左右が全く同じではない様に、脚の長さもほとんどの人に少しずつ違いがあります。また、ある場合には、意図的に脚の長さの差を少し残しておくことが、機能的に有利になることもあります。したがって、脚長差の治療計画を立てる際に、手術後に身体が最も楽に感じることができる「機能的な脚の長さ」を見つけることが非常に重要です。

４．長い脚を短くすることもできますか？
可能です。長い脚を短くすることは骨を延長しないという利点がありますが、身長が小さくなる欠点があります。また、筋肉が動作することができる機能的な距離（working distance）が短くなるため、一時的に筋肉の力が弱くなりこれを強化するための期間が必要になります。